INTRODUCTION
日本の特撮を見て育ったというアメリカ人映画監督のエリック・マキーバーが、自身の故郷であるオクラホマ州を舞台に日本特撮へのオマージュ満載で制作したファンタジー映画。
監督が自身の学生時代を投影したと語る、日本カルチャー好きのオタクの主人公ショーンを演じるのはクイン・ロード。クインは5歳から子役として活動を始め、8歳の時に『ブライアン・シンガーのトリック・オア・トリート』で映画初主演。近年はAmazonPrimeの人気シリーズ『高い城の男』でトーマス・スミス役を演じている。ショーンの親友ヴィクラムを演じるのは、人気ドラマシリーズ『LUCIFER/ルシファー』などに出演していたローナック・ガンディー。日本からの留学生ミキには、日本とアメリカのダブルで、女性ボーカルグループのメンバーとして日本でアーティストデビューした経験も持つ比嘉クリスティーナ。そしてショーンの通う空手道場の先生・ニュートには、『タイタニック』でケイト・ウィンスレット演じるローズの婚約者キャルドン・ホックリー役として知られるビリー・ゼインがキャスティングされた。
その他日本からは、釈由美子、岩松了がそれぞれ物語上重要なキーパーソンとして登場。さらに日本の特撮界から、金子修介監督がキャストとして出演するほか、樋口真嗣監督が劇中アニメーションのナレーションを担当している。
2021年より世界各国のファンタスティック系映画祭やサンディエゴ・コミコン等を席巻し2022年に北米公開。2024年3月時点でRotten Tomatoesではトマトメーター100%、オーディエンススコア99%と高評価を得ている注目作が、遂に日本公開を迎える!
COMMENTS
The New York Times
予算の少なさを創意工夫と精神力で補っている。アクションシーンでは空白を埋めるために鮮やかなアニメーションが展開され、ださくも可愛い怪獣コスチュームは1960年代の東宝怪獣映画を思い出させる。感情豊かなキャスト達が、何があっても自分らしくあるというテーマを堂々と伝えている。
ars TECHNICA
アニメを取り入れた展開と高校生の成長物語を組み合わせた、かなり無駄のない88分
SlashFilm
アメリカのオタクが日本のオタクに向けて本気で書いた、最上のラブレター
In Their Own League
日本カルチャーへの愛と敬意と共に、情熱・冒険・友情の共感を呼ぶ温かい物語